完全お預け体験談
WANLOVEの「完全お預けトレーニング」を受けてくれた宮島さんから体験談を頂きました。
蘭丸は雄のポメラニアン。
当時1歳8ヶ月。
3ヶ月の完全お預けトレーニングを受けました。
『トレーニングを始めて10回目を過ぎた頃から、この子と私のトレーニングはこれが限界なんだろうかと考えるようになりました。
蘭丸はとにかく指示すると動作がとても早くガチャガチャしちゃうので、こちらの指示出しのタイミングの悪さはもちろんありますが、なかなかスムーズにトレーニングが進まない事が増えていきました。
そんな時、先生から完全お預かりトレーニングのお話を勧めていただきました。
3カ月預けて蘭丸をある程度先生に仕上げていただき、それから飼い主と犬のトレーニングをしていくというものでした。
可愛い我が子と3カ月も離れ離れになるのは、それはそれは寂しい事ですが、それよりも蘭丸と私達家族の関係をより良い物にしていかなければいけないという思いから、悩む事なくお願いしました。
周りの方達からは、蘭丸くんの何がいけないの?そこまでする必要ある?とよく聞かれました。
そこはそれぞれ飼い主さんによって考え方の違いはありますが、わたしは渡辺先生に出会いワンラブでお世話になってから、犬との関係性の構築、犬を育てる事の重要性、本当の意味での犬の社会化というものを教えていただきました。
犬だから仕方ない、と出来ない事を諦めて見過ごすのではなく、飼い主次第で出来る事が増えていく事に日々喜びを感じる事を知りました。
3か月のお預けトレーニングは迷う事なくお願いしましたが、迷わなかったのはわたしが勝手に決めたという事で、主人と大して話し合いをしたわけでもなかったので、蘭丸が家に居ない生活はいろいろとその後の我が家に影響するものがありました。
主人とわたしの夫婦2人暮らしの生活、結婚して17年、今まで大きな喧嘩も小さな喧嘩もほとんどした事のない平和な家庭でしたが、主人は蘭丸の居ない寂しさから会話の節々にネガティブな発言が多くなっていきました。
私は週に何度か食事に追加して欲しいサプリを調合したものをワンラブに届けたり、フィールドでの運動にも参加していたので、寂しさが募る程会えない事はなかったのですが、毎日朝早くから出勤し夜に帰宅する主人にとっては、仕事から帰ってきてから蘭丸と過ごす時間が何よりも癒される大切な時間だったのです。
そんな主人にとっての大事な時間を何の相談もせずに、3か月預ける事を私がほぼ勝手に決めてしまったので、口喧嘩が絶えない日常になってしまいました。
ほぼ喧嘩をした事がなかったので、修復の仕方もわからず、その頃はお互いモヤモヤヒヤヒヤした気持ちを抱きながら生活していたと思います。
やはり家族同然、息子同然の飼い犬が居ないという空間は、生活スタイルがガラッと変化し、いろいろな感情が湧き出てきます。渡辺先生には犬のトレーニングの事だけではなく、恥ずかしながら家庭の事情も相談し、蘭丸の一時帰宅の提案などお気遣いいただきました。
たまに帰宅する蘭丸はみるみるうちに扱いやすくなり、飼い主の言う事に耳を傾ける事が出来るようになり、変化は確実に出ている事も実感しましたし、何より先生が他のトレーニングに行く時にデモ犬としてムーグ同様、蘭丸を連れて行ってくださり、twitterで見る蘭丸の仕事をしている姿に感激しきりでした。
こうなるとやはり、預けた事に間違いはなかった、もっと良くなって欲しい、私達も頑張ろう、という気持ちになり、蘭丸の居ない生活もポジティブに捉える事が出来るようになりました。
犬と片時も離れず毎日一緒に過ごしたいという気持ちはありますが、終わってみると3か月なんてほんのわずかな時間です。
実際、その後のトレーニングはとてもやりやすく、蘭丸単体でのトレーニングは特に大きな問題もなくなってきたので、今は他のワンラブ生達との合同トレーニングを頑張っています。
今となっては主人も3か月預けたからこそ、以前より蘭丸をコントロール出来るようになったと理解していますし、蘭丸にも私達飼い主にも、あの期間は必要な時間だったのだと思っています。
今後もし、我が家にまた犬を迎える時が来たら、次はパピー期に完全お預かりトレーニングをお願いする事を主人も賛成しています。可愛いパピーの期間は目に入れても痛くない程可愛くて、一緒に過ごしたい気持ちはもちろんありますが、絶対的に若い時期にトレーニングをした方が後が楽チンなのです。
犬をきちんと育てる事により、飼い主との関係は更に良くなります。そして何より、コントロール出来るようになればなるほど、愛おしさは倍増します。
犬を迎え渡辺先生と出会えた事は、我が家にとってとても大きな幸せをもたらしてくれました。』